NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある都下水道局森ヶ崎水再生センター施設屋上に、東京都、大田区、NPO法人リトルターン・プロジェクトの3者協同で整備している人工営巣地でコアジサシ保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。記事上の画像、図式などの無断使用をお断りします。

6月30日(日)森ヶ崎営巣地のようす

6/30(日)の営巣調査では、コアジサシ39巣(既存16巣・新規23巣)が確認されました。コアジサシのヒナは孵化後まもなく歩き出して、物陰に隠れてしまうことが多いため正確な数は把握できませんが、およそ14羽のさまざまな大きさのヒナが観察されました。また、同日の夕方には約80メートルの初飛行をした幼鳥も見られました。飛べるまで育った幼鳥が森ヶ崎営巣地で確認されたのは、2009年以来の4年ぶりのことです。


幼鳥(右側)は親鳥(左側)と大きさはほぼ同じですが、頭や背にまだら模様が残っています。親鳥が小魚の餌で誘ったりして、飛行訓練中です。


すっかり生え揃った翼を大きくはばたいて、親鳥に餌をねだっています。日没後だったため写真は撮れませんでしたが、この直後におよそ80mの大飛行に成功しました。

<こあじ写師>