皆さま
さわやかなお天気でしたね
先週の調査で見つけた残念な落し物ならぬ拾い物です
縁が内側にへこんだ穴が開いているコアジサシの卵の殻
何が穴をあけたか想像つきますか?
黒い太いくちばしが犯人です
ハシブトガラスが穴をあけ中身をきれいに食べてしまった卵です
今日の日差しもジリジリときつかったですが
梅雨入り前とはいえ日差しはすでに夏です
そんな直射日光が森ヶ崎屋上営巣地には降り注いでいます
そこへ何回も何回もハヤブサが侵入し
すきを狙ってハシブトガラスも侵入したら
コアジサシは卵を抱いたりヒナを抱く時間がありません
卵は殻に守られていますので心配いりませんが
生まれたてのヒナにとっては地獄になります
頭の毛がまだ濡れています
生まれて3時間くらいでしょうか
どんなに暑くても生まれたてのヒナは巣から動くことが出来ません
お水を飲むことすらできないのです
水分は親からもらう新鮮な小魚か
気持ちよく濡れた冷たいお腹のしずくからしか取れません
親が戻れないのでヒナは生まれたまま死んでいくしかないのです
これが自然ですけど
あまりにも厳しすぎます
頑張れコアジサシ!
負けるなコアジサシ!!
髭面燕鴎