皆さま
森ヶ崎水再生センター屋上営巣地において第10回営巣地調査が行われました
森ヶ崎屋上はちょっとしたベビーブームがやって来ています
まだ羽が濡れている生まれたての子
兄弟仲良く3番目の誕生を待っていたり
シェルターの下に身を隠していたり
角に生えた草に隠れたり
ブロックの隙間に頭だけ隠していたりと20羽程のかわいい姿を確認しています
ただ残念なことに調査中にチョウゲンボウの侵入があり幼い命が奪われてしまいました
当初いやがらすにチョウゲンボウ抑止の効果が期待されていましたが時間とともに慣れてしまったようです
カラスに対してはいまだに効果を発揮していて卵を守ることが出来ています
ヒナは動き回るのでいやがらすの効果範囲を出てしまいカラスにさらわれてしまう子もいるようでした
先週の調査で目撃していましたので通路わきにブロックを積んで簡易シェルターを作ってあげておきました
ちゃんと使ってくれていました
大きな日陰で風通しも良くて気持ちよさそうでした
排水溝に落ちるヒナが問題になっていましたが
調査後にスタッフ有志でグレーチングの蓋にネットを張る作業を行いました
これで排水溝に落ちることも無くなると思います
先週確認された巣に卵が追加されていました
新規の営巣も16巣確認され先週からの既存の巣と合わせて56巣で抱卵が確認されています
今抱卵中の卵が孵って無事に飛べるようになるまで約6週間かかります
8月の終わりには飛べるようにはなりそうだけれどちょっと心配です
森ヶ崎のコアジサシが最後まで頑張ってくれることを期待しています
おまけ
メダイチドリの群れ44羽が入り塒としているようでした
髭面燕鴎