NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある都下水道局森ヶ崎水再生センター施設屋上に、東京都、大田区、NPO法人リトルターン・プロジェクトの3者協同で整備している人工営巣地でコアジサシ保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。記事上の画像、図式などの無断使用をお断りします。

2022年度 NPO法人リトルターン・プロジェクト コアジサシ講演会のお知らせ

昨年度 LTPコアジサシ講演会 代表挨拶

この記事をしばらくトップにおきます。

最新情報はこの次にあります。お手数をおかけしますがスクロールしてご覧くださいませ。

12月3日(土)14時から、大田区立池上会館本館2階集会室に於いて、NPO法人リトルターン・プロジェクト年末恒例イベントコアジサシ講演会を行います。

申込みなど不要な自由参加の無料イベントです。

お時間とご興味がございましたらお気軽にお出かけください。

スタッフ一同お待ちしております。

*新型コロナウィルス感染拡大の状況によっては開催を見合わせる可能性もあります。

今後の感染拡大状況、東京都や大田区の判断を受けて開催判断をいたします。中止、オンライン開催などの場合には、改めて当ブログにて発表いたします。

*今年の会場は蒲田駅近くの大田区民ホールアプリコではありませんのでご注意願います。

2011年の10周年記念報告会や2014年のTEAM参本線による特別公演「エアメール−僕に届くキミの声−」を覚えてらっしゃるでしょうか?

2014年の報告会を最後に翌年からは会場を大田区民ホールアプリコに変更して開催して来ましたが、現在アプリコリニューアル工事の関係で閉館中です。

8年ぶりに古巣の池上会館に戻って年末恒例イベント報告会の開催になります。

池上会館詳細、アクセスなどは下記リンク先大田区ホームページをご参照ください。

www.city.ota.tokyo.jp

 

2022年度 NPO法人リトルターン・プロジェクト コアジサシ講演会

・開催日時

12月3日(土)14時~16時 終了予定 

・開催場所

大田区 池上会館 本館2階集会室

 所在地 大田区池上一丁目32番8号

www.google.co.jp

 

・2022年度LTPコアジサシ講演会 式次第 案

13:30  開場

14:00~ 開会挨拶

     LTP代表挨拶

     来賓挨拶 
14:10~ 2022年度 活動報告及び営巣結果報告

      保護整備部会リーダー、調査研究部会リーダー
14:40~ (休憩)
14:55~ 特別講演「アホウドリ:絶滅から再生へ」

         東邦大学名誉教授 長谷川博先生

(質疑応答含む)
15:55~ 閉会挨拶 

     LTP副代表

16:00  閉会

*質疑応答などによっては終了時間が前後することがありますこと、ご承知おきくださいませ。 

 

特別講演

・演題

アホウドリ(オキノタユウ):絶滅から再生へ」

長谷川博先生 鳥島ベースキャンプの小屋で(最後の野外調査、2018年12月)

・演者 

東邦大学名誉教授 長谷川博先生

長谷川先生略歴など

略歴:1948 静岡県生まれ。1971京都大学農学部(昆虫学)卒、1976京都大学大学院理学研究科博士課程(動物学専攻)単位取得退学。1976日本学術振興会奨励研究員、1977東邦大学理学部助手(海洋生物学研究室)、2014東邦大学理学部定年退職、東邦大学名誉教授

受賞歴:1996東京都 都民文化栄誉章、1996 小学館 児童出版文化賞、1998吉川英治文化賞、1999全米野生生物連盟(NWF)保全功労賞[国際部門]、2000日本学士院 エジンバラ公賞、2001 太平洋海鳥学会(PSG)特別功労賞、2005日本自然保護協会 沼田眞賞、2006山階鳥類研究所 山階芳麿賞、2014 アメリカ合衆国魚類野生生物局(US FWS)絶滅危惧種回復功労賞、2015海洋立国推進功労者表彰[自然環境保全部門](内閣総理大臣賞)、など

近著:『アホウドリからオキノタユウへ』(新日本出版社、2020)『オキノタユウの島で:無人島滞在“アホウドリ”調査日誌』(偕成社、2015)

 

・講演要旨

現在、地球上でも地域でも、多くの生物種が絶滅の危機にさらされ、生物多様性保全はわれわれにとって重要な課題の一つである。大型で美しい海鳥、アホウドリ(ぼくはオキノタユウ[沖の大夫]と呼ぶ)は、19世紀末から羽毛採取のために数百万羽以上も乱獲され、1949年には地球上から姿を消したと信じられた。しかし、1951年に伊豆諸島最南部の火山島、鳥島で10羽ほどの生存が確認され、再発見された。それから25年後の1976年から、ぼくは無人島の鳥島に通い、この鳥の保護研究を続け、いくつもの保護計画を実行に移した。それらが実を結び、42年後の2018年に、ついに鳥島集団の繁殖つがい数が1,000組、総個体数が5,000羽を超えた。近年、この集団は毎年9.1%ずつ指数関数的に成長しているので(約8年で倍加)、2026年に10,000羽、2030年代半ばには20,000羽になると予測される。この鳥の再生は確実になった。

 

主 催: NPO 法人リトルターン・プロジェクト(LTP)

共 催: 大田区
協 力: 東京都 下水道局森ヶ崎水再生センター

     フィールド・アシスタント・ネットワーク

 

池上会館最寄駅は東急池上線池上駅です。

池上駅からの道のりは2014年11月のブログ記事をご参照ください。

littletern.hatenablog.com

過去のブログ記事では池上会館西館の紅白梅の間をご案内していますが、今年の報告会は本館2階集会室ですので、正面玄関を入った建物の2階が会場になります。エレベーターか階段で2階までお上がりの上、会場までお出かけください。

皆さまのお越しをお待ちしております。

 

NPO法人リトルターン・プロジェクト

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