オキノタユウ(正式和名はアホウドリ)(*以下文中オキノタユウとします。)
大海原を羽ばたくことなくダイナミックソアリングするその姿は何処までも美しく、神々しくもあります。過去の悲しい歴史から名付けられたアホウドリという名前は、この鳥への尊敬や尊厳もない蔑称だとして、鳥島で長年保護活動を続けられた長谷川博東邦大学名誉教授は、古く島根県の日本海側の漁師さんが使われていた「オキノタユウ(沖の大夫)」こそふさわしいと改称を提案されています。
世界アルバトロスデーは2020年にACAP(The Agreement on the Conservation of Albatrosses and Petrels(ミズナギドリ目鳥類の保全に関する国際協定))によって、この協定が2001年に調印された日に因んで、6月19日を「世界アルバトロスデー」と定めました。
日本では2019年に長谷川博先生の呼びかけにより、協力団体が名乗りを上げ世界アルバトロスデー&シーバードウィークとして活動を開始しました。
NPO法人リトルターン・プロジェクトは、世界アルバトロスデー実行委員会に所属して活動に協力、支援しているところです。
今年の6月19日の世界アルバトロスデーのテーマは、多くの海鳥が直面し大きな影響を受けている海洋プラスティック汚染問題についてです。
日本では6月19日を中心に前後1週間を「世界アルバトロスデー&シーバードウィーク」としてイベントを企画しています。
残念ながら2020年は中止、2021年からはオンライン記念特別講演と2022年には森ヶ崎水再生センター屋上営巣地から、オンライン生中継エクスカーションを行いました。
新型コロナウイルスの5類への移行が決まりましたので、今年は初めて対面でのイベントが計画されました。
世界アルバトロスデー&シーバードウィークイベント開催日程は
2023年6月15日(木)~6月21日(水)9:00~17:00、最終日は15:00までです。
◇イベント1.東京港野鳥公園ネィチャーセンター1階展示スペースに於いて
オキノタユウを中心に絵画や写真などの展示、海鳥保護団体などの活動紹介、多くの海鳥が抱える問題などについて、盛りだくさんの展示を予定しています。
お楽しみに!!
◇イベント2.エクスカーションとして、森ヶ崎水再生センター屋上営巣地でコアジサシ観察会を行います。
現在参加者を募集中です。ご都合よろしければリンク先をご覧の上、お申し込みください。よろしくお願いいたします。
6月18日(日)10:30~16:00 東京港野鳥公園ネィチャーセンター2階視聴覚室に於いて
「世界アルバトロスデー&シーバードウィーク2023 特別講演会」を行います。
対面定員 先着40名 オンライン300名で実施いたします。
長谷川博先生の基調講演として海鳥たちが抱える問題について、などなど興味の尽きないお話を聴くことが出来ます。ちなみにわがリトルターン・プロジェクト調査研究部会リーダーからコアジサシについての話もありますよ。
講演内容や参加申込みなどの詳細は、上記イベント3.対面&オンライン講演会のリンク先をご覧ください。よろしくお願いいたします。
まだまだ、講演会参加者を絶賛募集中です。
ご都合よろしければ、ぜひお出かけください。
会場でお待ちしています。
NPO法人リトルターン・プロジェクト WAD担当