1.000羽を超えるコアジサシが集まっているのですが、その中から青いフラッグ付きのコアジサシが居るのを見つけてくださった方がいらっしゃいます。
いつも谷津干潟や三番瀬で鳥を見ていらっしゃる S.I さんです。撮影されたお写真をご提供いただきましたので、ブログにてお知らせいたします。
今年もリトルターン・プロジェクトでは、日本鳥類保護連盟、水鳥研究会と協同でコアジサシの渡りルートの解明のためにコアジサシにGPSを付けています。GPSを付けた目印に青いフラッグを左足に、右足には環境省のメタルリングを付けています。
森ヶ崎屋上営巣地でGPSを付けた個体が渡りの前に三番瀬に集まり偶然目撃されました。どこをどうしているのか気になるところですからうれしい観察報告でした。
A.Iさんありがとうございました。
写真をアップにするとよりはっきりと分かります。
背中のGPSとGPSから伸びたアンテナがご覧いただけると思います。
もう1枚
左足の青いフラッグ、右足のメタルリング、翼の間にアンテナが見えると思います。
GPSは、これから越冬地までの旅を記録して、大田区の昭和島にある森ヶ崎水再生センター屋上営巣地で繁殖をした個体がどこで越冬したのかが、データを回収することによって分かります。
今大きく数を減らして絶滅が心配されているコアジサシの越冬地と中継地が分かる貴重なデータを記録してくれるGPSなのです。それらの貴重なデータを得るためには、来年再び日本に帰って来たフラッグ付きのコアジサシの目撃情報が重要になります。
来シーズンぜひフラッグに注目してコアジサシを見てください。そして、もしフラッグ付きを見つけたらぜひお知らせください。よろしくお願いいたします。
日本鳥類保護連盟のホームページの中に詳しく載っています。よろしければそちらもご覧ください。