5月19日(火)、小雨が降る天候のなか、スタッフ5名で営巣地の状況を観察しました。
営巣地には
コアジサシ約20羽が時々飛来し、その一部が着陸し求愛給餌していました。
しかし抱卵行動する個体は全く見られず、先週と比べてさほどの進展が見られなかったです。
この日の特筆すべきは、
羽田空港内の土砂を積み上げた台地で、
コアジサシが営巣している(らしい)のがわかったことです。森ケ崎の鼻干潟を隔てた対岸で、距離が遠くて望遠鏡を使ってもはっきりとは見えません。求愛給餌や巣穴堀りなどをする個体がおよそ100羽弱くらいはいるようです。
この台地は今春からの新航空路の下に位置しているので、本来ならば
バードストライク対策がなされたのでしょう。でも、緊急事態での大幅な減便で放置されているらしく、
コアジサシの絶好の営巣場所になってしまったようです。森ケ崎営巣地で活動する私たちLTPには悔しい気持ちもありますが、この場所でも繁殖に成功できるならば、
コアジサシにとっては良いことですので、今後も見守って行きたいと思います!
[ こあじ写師 ]