今年も東京湾内に森ヶ崎屋上営巣地以外に営巣地が何か所か出来ています。
このコロニーではすでにヒナが産まれていました。
ヒナが産まれてからチョウゲンボウの飛来がありヒナをさらわれていて、森ヶ崎と同じような状況でした。
卵の位置を少し動かしてお腹の抱卵斑があたる位置を変えて、卵が均一に温まるようにしています。
卵を抱く鳥はみんなそうですが、お腹の羽の一部が抜けて卵に皮膚を密着させて卵を抱いて体温で温めています。
皆さんご存じのように羽毛は最高の断熱材です。羽が抜けていなければ体温は伝わらず、卵を抱いていてもただ保温するだけになってしまいます。それではヒナは産まれませんね。
命の不思議さを感ぜずにはいられません。
髭面燕鴎