NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある下水処理施設「東京都下水道局森ヶ崎水再生センター」東施設の建物屋上に、東京都下水道局と大田区とNPO法人リトルターン・プロジェクトの3者で協同で整備している人工の営巣地でコアジサシの保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。

6月4日(日)第5回森ヶ崎営巣調査速報

よく晴れて気持ちの良い森ヶ崎水再生センター東施設屋上コアジサシ営巣地でした。

19人参加、2班体制で1/2区画調査を実施しました。


コアジサシ成鳥 650羽
同時飛翔最大確認数は少しだけ増えていました。
コアジサシ
既存 334巣
新規 81巣
計 415巣
1/2区画調査なので、全体の見積もりでは830巣あると思われます。
ヒナ 84羽
調査区画内で巣で孵化していたものとシェルター内に隠れていたものの合計
1/2区画調査なので、全体では160羽ほどのヒナがいると思われます。



巣内には産まれて1日〜2日目のヒナが、
シェルター内には産まれて1週間ほどのヒナが確認できました。
例年ですと少し大きくなったヒナは通路にいることが多いのですが、
今年は大型レンガシェルター設置の効果か、営巣地内に留まるヒナが多いと感じています。
パイプシェルター、レンガシェルターともに入っていますが、レンガシェルターの方が多いと感じました。
大きなヒナほど奥深く入っているようです。
調査に入る人間による撹乱が起きにくいように思われました。
大型レンガシェルター効果ですね!
奥深く入ったヒナは完全に隠れていて安心しているのか、調査で近づいても出てくることはありませんでした。
カラスの侵入による捕食を確認していますが、昨年ほど多くの被害を受けているわけではないので、今後も多くのヒナの誕生に期待がかかります。
ただ、ヒナが多くなってきましたので新たな捕食者が現れました。

チョウゲンボウ
何回も上空を飛び侵入を試みましたが、コアジサシイワツバメのモビングにより追い出すことに成功していました。
ハシブトガラスハヤブサチョウゲンボウと天敵が3種類に増えてしまいました。
負けるなコアジサシ!!


コチドリ
成鳥 4羽
幼鳥 1羽

最初に産まれたコチドリのヒナのうちの1羽無事に育っていますが、残りの3羽はすでに捕食されたと思います。
既存 1巣
ヒナ 2羽

まもる君に守られて既存の営巣でヒナが産まれていました。


シロチドリ
成鳥 4羽
新規 2巣

パイプシェルター内での営巣をスタッフのA羽さんが見つけてくださいました。


早速まもる君で保護しました。
カラスの攻撃を受けやすい区画内なのでこれであんしんです。


おまけ情報
同日回収したコアジサシ落鳥個体の足環情報から、
2004年7月7日に船橋三番瀬で標識放鳥された個体であることが分かりました。
享年13歳でした。

調査研究部会リーダー代行