12月7日(土)14時から
大田区民ホールアプリコ地下展示室に於いて
NPO法人リトルターン・プロジェクト(以下LTP)2024年「コアジサシ講演会」を行いました。
LTP代表開会挨拶についで、ご来賓からご祝辞を頂戴してコアジサシ講演会が始まりました。
第1部
保護整備部会リーダーからは、今年度森ヶ崎水再生センター屋上コアジサシ営巣地で行われた春の屋上営巣地整備作業、デコイ記念日のデコイ設置作業、デコイ回収作業、11月のジャパンバードフェスティバル(以下JBF)で行われたデコイ補修色塗り体験などについて報告がありました。
調査研究部会リーダーからは、コアジサシについて、今年度森ヶ崎水再生センター屋上営巣地での営巣結果及び近隣営巣地について、今年の鳥学会で自由集会コアジサシ国勢調査を行ったことなど報告がありました。
今年度も整備作業、営巣調査に多くのボランティアの皆さまにご協力いただきました。
誠にありがとうございました。
来年度も今年度同様に整備作業、営巣調査が行われます。
詳細につきましては、後日、当ブログにて発表いたします。
ボランティアの皆さまにおかれましては、今年度同様にご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
両部会報告後には熱心な質疑応答がありました。
隣のスペースに漫画家の岩本久則先生によるこあじ冊子表紙画、コアジサシ絵画、LTP活動紹介パネルやコアジサシパネルなどを展示しました。
今年のJBFでご寄贈いただきましたコアジサシバードカービングも展示しました。
開演前と休憩時間にご参加の皆さまにご鑑賞いただきました。
第2部特別講演
樋口広芳先生からは渡り鳥たちが持つ驚異的な能力や、ちゃっかり船を利用して渡っている鳥がいることなど、具体的なデータや写真を使って、鳥ってすごい!ことを分かりやすくご講演いただきました。
なかでも、ハチクマという渡り鳥は、繁殖地の日本と越冬地の国を旅する中で、東アジアの国々を一か国づつ巡り、渡り鳥は国境を越えて国と人々を繋いでいる。というお話に感銘を受けました。
最後に「アリランの青い鳥」のお話を少し、戦乱で南北に別れ別れになった親子が1羽の渡り鳥につけられた足環によって繋がりお互いの無事を確認出来たという感動の実話をもとにした小説のお話をされて特別講演を締めくくられました。
樋口広芳先生、素晴らしいご講演をありがとうございました。
最後にLTP副代表から閉会挨拶を行いました。
ご参加いただきました皆さまのおかげで、大盛況のうちにコアジサシ講演会を終えることが出来ました。
コアジサシ講演会は、樋口広芳先生の登壇効果絶大で、イスを追加するほどでした。
講演会参加者139名、LTPスタッフ16名、大田区4名、森ヶ崎水再生センター1名、計160名の参加でした。
過去最高の参加者数になりました。
ご参加の皆さま、ありがとうございました。
LTPコアジサシ保護活動は、皆さまのご支援があればこその活動です。
今後ともよろしくお願いいたします
ご共催いただきました大田区さま、ご協力いただきました東京都下水道局森ヶ崎水再生センターさま
ありがとうございました。今後も変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
LTP20周年記念コアジサシ講演会でミュージカル「コアジサシ物語」を上演してくださった劇団シンデレラの皆さんが、翌日の都庁都民ホールでの「葛西海浜公園ラムサール条約登録湿地ミュージカル」公演前のお忙しい中、3年ぶりに来てくださいました。
シンデレラの子供たちがお小遣いの中から少しずつ瓶に貯めてくれました。
子どもたちがコアジサシを思う気持ちにうれしくて涙がこぼれそうでした。
講演会にご参加いただきました皆さまからも多くのグッズ寄付を頂戴いたしました。
いただいたご寄付はコアジサシのために全額使わせていただきます。
誠にありがとうございました。
最後に樋口広芳先生を囲んで、LTPスタッフ関係者一同で記念撮影
ご講演いただきました樋口広芳先生、誠にありがとうございました。
おかげさまで素晴らしいコアジサシ講演会になりました。
スタッフの皆さま。お疲れさまでした。
コアジサシ講演会をもちまして、今年度LTP活動は全て終了しました。
また、来年1月の理事会から新年度活動が始まります。
新年度は下記作業などを予定しています。
3月22日(土)、23日(日)に森ヶ崎水再生センター屋上コアジサシ営巣地整備作業
4月29日(火)デコイ記念日に屋上営巣地デコイ設置作業・営巣調査講習会
5月からは屋上営巣地コアジサシ営巣調査
皆さまのご参加をお待ちしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人リトルターン・プロジェクト