NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある都下水道局森ヶ崎水再生センター施設屋上に、東京都、大田区、NPO法人リトルターン・プロジェクトの3者協同で整備している人工営巣地でコアジサシ保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。記事上の画像、図式などの無断使用をお断りします。

6月26日の森ヶ崎水再生センター屋上営巣地

皆さま
昨日は梅雨の晴れ間の真夏日でしたね



屋上営巣地からは珍しく富士山が見えていました
飛んでいるコアジサシの数がだいぶ少なくなり
かなり寂しくなってきています
カラスによる捕食被害はおおよその計算で
1日に40〜50羽のヒナを持ち去っていそうです
ヒナが少なくなるわけです
また捕食圧が高いので
飛べるようになった幼鳥は
親鳥がどんどん外へ連れ出しているようです
これも屋上のコアジサシが少なくなってきている原因の一つだと思っています
最大の原因はハシブトガラスの襲来ですが
卵やヒナを食べられて諦めたりしたコアジサシが一体何羽になるのか?
想像するだけで胸が痛みます
カラスによる捕食で壊滅してしまった営巣地を何か所か聞いていますので
コアジサシの数が少なくなってくると
集団での自衛力が弱まりかなり心配です
それでも



少し大きなヒナたちは必死に生き延びようと隙間に隠れています
頑張れコアジサシ
負けるなコアジサシ!!
おまけ



草の中でカルガモが抱卵中です
ヒナの誕生までおよそ4週間
そっと見守りたいと思っています
髭面燕鴎