5月8日(水)森ヶ崎水再生センター屋上営巣地でコアジサシの営巣が確認されました。
森ヶ崎屋上営巣地でのコアジサシ初卵の確認です。
8日の時点で、コアジサシ7巣、6巣は1卵、1巣は2卵での営巣でした。2卵での営巣ではすでに抱卵中です。
また、昨日、5月9日にスタッフ有志によるプレ・プチ営巣調査を行ったところ、
コアジサシ23巣の営巣を確認しました。ほとんどが1卵での営巣でしたが、卵が2つある巣が4巣あり、3巣で抱卵中でした。
森ヶ崎屋上営巣地で確認できたコアジサシの成鳥は10~20羽とまだ少なく、営巣地としては非常に不安定で、カラスの驚異にさらされています。
本日森ヶ崎屋上営巣地に入ったスタッフからの報告によれば、昨日確認されたコアジサシの卵はほとんど捕食されてしまったのではないかということです。
昨年も営巣初期に成鳥数が少なく非常に厳しい状態が続きましたが、今年も同じような状態がしばらく続いてしまいそうです。
コアジサシは1回の繁殖で2~3個の卵を産みますが、1日に1個づつしか卵を産みません。また、最後の卵を産まないと抱卵を始めません。卵を抱き始めないと卵を外敵から守ろうというスイッチが入らないように感じています。2卵での営巣が多くなりコアジサシ成鳥数も増えると、よし!今年はやるんだという気力に満ち溢れカラスなどの捕食者に果敢に立ち向かい卵を守るようになると感じています。
早くそうなるように、コアジサシ成鳥数が増えることを祈るばかりです。
明日の営巣調査結果報告を待ちたいと思います。
髭面燕鴎