NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある都下水道局森ヶ崎水再生センター施設屋上に、東京都、大田区、NPO法人リトルターン・プロジェクトの3者協同で整備している人工営巣地でコアジサシ保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。記事上の画像、図式などの無断使用をお断りします。

7月15日(日)第9回森ヶ崎屋上営巣地調査

皆さま
夏空の拡がる猛暑となっていますがお変わりなくお過ごしのことと思っています



森ヶ崎屋上営巣地は最高34℃に達しました
上空を飛ぶコアジサシはその数をさらに減らしていました
朝には6羽を数えましたが調査を終える頃には4羽になっていました



暑さに負けずに営巣地を歩きました
コアジサシの数が減っているので新規営巣は望むべくもなく既存の営巣も捕食を受けて激減していました
今日の調査で既存のコアジサシの営巣は僅か2巣になっていることが確認されました




そのうちの1巣は先週の調査で新規営巣で確認され翌日の観察会で捕食が確認された青ペイント区画の巣でした
諦めることなく1卵が追加され抱卵を続けています
最高気温の頃の観察では腰を浮かした状態で体で日陰を作り卵を夏の日差しから守っていました
この親は気が強く調査時もモビングを仕掛けて来ました
オスのコアジサシは足環を付けていることも分かりました



なんとか頑張ってもらいたいものです

そんな中でも救いもあります


シロチドリの新規の営巣が確認されました
コチドリの営巣も順調に進行中でしたこちらはまた雛を見ることが出来ると思っています

おまけの情報を一つ
メダイチドリの20羽程の群れが屋上営巣地で羽を休めていました
いよいよ本格的な渡りのシーズンの始まりです

髭面燕鴎