NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある都下水道局森ヶ崎水再生センター施設屋上に、東京都、大田区、NPO法人リトルターン・プロジェクトの3者協同で整備している人工営巣地でコアジサシ保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。記事上の画像、図式などの無断使用をお断りします。

8/8営巣調査結果

みなさま

本日は台風が去った午後、観察と既存の巣の確認を行いました。

コアジサシ成鳥の数>
約50羽

コアジサシの巣>(全体で)
新規:0巣
既存:3巣
合計:3巣
ヒナ:6羽
飛翔可能な幼鳥:5羽(注:下記参照)

台風の影響か、他から来たコアジサシの群れが森ヶ崎に入って来たようです。数十羽のまとまった群れでやって来て、よく見ると、なんと幼鳥が3羽ほど混じっていました。この幼鳥は成鳥の群れと行動を共にしていて、普通に飛翔していました。しかし、森ヶ崎生まれの幼鳥も2羽確認しました!こちらはまだちょっとしか飛べません。上段営巣地と下段営巣地を行き来する程度でした。

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飛翔可能な幼鳥。

他のヒナは、3羽は来週には飛べそうなくらいで、1羽は生まれて1週間くらい、2羽は生まれて数日くらい。まだまだ子育ては続きそうです。

巣にある卵はすでに3週間以上経過しているので、どれも放棄卵の可能性が高そうです。

チョウゲンボウの侵入も何度かありましたが、コアジサシに追い払われていました。

 

夕方、シギ・チドリ類の群れが休息にやって来ました。

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キョウジョシギとムナグロの群れ。後ろ姿ですみません(笑)。

調査リーダー