皆さま
記録的な残暑が続きますが森ヶ崎でも営巣調査の記録を塗り替えています
予定していました営巣地調査は先週までで今週からは調査期間の延長になります
調査期間の延長は森ヶ崎営巣地調査史上初です
昨年は7月中旬には調査終了宣言をしていますのでうれしい誤算です
これもすべては「いやがらす煌き」のおかげです
いやがらすについては改めてご報告するつもりです
今日の森ヶ崎屋上は33℃あり営巣地表面温度は39℃でした
先週の地獄のような酷暑に比べれば幾分か楽で風の中に秋を感じることができました
コアジサシの繁殖シーズンも終わりを迎えようとしていますが
屋上を飛んだコアジサシは最大50羽くらいと8月の森ヶ崎での観察記録を更新しています
今日生まれたヒナから
炎暑を生き延びたヒナ達を日陰にシェルターの中に見つけることが出来ました
まだまだ暑い屋上営巣地なので熱中症予防にヒナ達に水を与えました
ちょっと過保護かもしれませんが元気のなかったヒナが水を飲んだ後に走り出す姿を見るとホッとするのです
親鳥も小魚をくわえて来ては与えていますので最後まで子育てを続けそうです
先週確認された2巣も仲良く並んでお隣どおしの区画で抱卵中でした
よくよく見ていると
13-17区画と13-16区画とあれっ13-15区画でも抱卵してる!
飛んだところを見に行くと調査中に見落としていた新規の営巣を確認することが出来ました
2卵での新規営巣です森ヶ崎での最も遅い確認記録となりそうです
おそらくは今期最終確認になると思われますが巣立ちは9月末過ぎになってしまいそうです
森ヶ崎屋上では仲良く並んで3巣で抱卵中です
記録ずくめついでにもう一つ
ハジロクロハラアジサシが屋上営巣地に降りました
昼休み中にOさんが見つけ屋上上空をゆったりと行ったり来たりする姿に魅了され観察していましたがついに降り証拠写真を撮ることが出来ました
夕方になってもいましたので今日は森ヶ崎を塒にするようです
ムナグロは28羽に増えて屋上で休憩中でした
午前中は確認出来ませんでしたが夕方近くなってメダイチドリ60羽の群れが入り休憩していました
大きな群れではないですが森ヶ崎屋上はシギチドリ類の渡りの中継地としての役割も果たしているようです
今日もトビが2羽屋上に入りました
トビをからかいに来たのでしょうかなんとミサゴも1羽屋上に入りました
屋上を飛ぶミサゴも森ヶ崎初認なのではないでしょうか?
残念ながら猛暑に命を落としたヒナを今日も確認してしまいました
しかしながら4年ぶりの幼鳥を2ケタの数で確認していますので今シーズンの悲願はすでに達成されています
森ヶ崎でのコアジサシ終認記録がどこまでのばされていくのか
今後もコアジサシが屋上にいる限り調査は延長され見守っていくことになると思っています
髭面燕鴎