NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある都下水道局森ヶ崎水再生センター施設屋上に、東京都、大田区、NPO法人リトルターン・プロジェクトの3者協同で整備している人工営巣地でコアジサシ保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。記事上の画像、図式などの無断使用をお断りします。

今年も検見川浜にコアジサシ保護区を設置しました。

昨年、東京湾内最大のコアジサシ繁殖地になった千葉市の人工海浜の検見川浜に、

今年も千葉市環境保全課さんとM輪さん、ボランティアの皆さんと協力して保護柵設置作業を行いました。

f:id:littletern:20210421102016j:plain

晴天の検見川浜にはコアジサシの声が響いていました。

この日の検見川浜では最大18羽のコアジサシが確認され、中には小魚をくわえて求愛飛行をするペアも見られました。

f:id:littletern:20210421102830j:plain

保護区予定地外周に鉄杭をハンマーで打ち込んで

重い鉄杭を運び、ハンマーで打ち込み、ロープを張り巡らして人止め柵を作りコアジサシ保護区を設置しました。

f:id:littletern:20210421113903j:plain

作業終了

f:id:littletern:20210421121237j:plain

検見川浜コアジサシ保護区

f:id:littletern:20210421121335j:plain

f:id:littletern:20210421120747j:plain

保護柵と共に看板を設置して、コアジサシ保護事業への理解を求めています。

コアジサシの営巣が始まりましたら、近づきすぎないように少し離れて優しく見守っていただければと思います。

よろしくお願いいたします。

f:id:littletern:20210421115907j:plain

f:id:littletern:20210421111613j:plain

この日は保護区内でムナグロとコチドリも確認できました。

NPO法人リトルターン・プロジェクト

千葉県支部

 

 

営巣地の池

皆様

 

先日は屋上営巣地整備作業にご協力いただき誠に有難う御座いました。

 昨年はほぼ出来ていなかった草むしりですが、今年は上段営巣地の草むしりを行うことが出来ました。

中でも池回りに生えていた草が多かったのですが、池の復活のための下準備としてきれいにする事ができました。

ありがとうございました。

 18日にスタッフで池の改修作業を行い屋上営巣地に新たな水場が復活しました。

 

天気が良く、営巣地上空にコアジサシ10羽を確認出来て幸先良い作業日になりました。

池予定地の小石を掃き、ビニールシートに穴が開かない様に掃除をするところからスタート。

f:id:littletern:20210418095416j:plain

小石や枯れた草を掃いて最終準備です

10M×10M、1区画全面にビニールシートを張りました。

 

f:id:littletern:20210418113755j:plain

縁から張っていきます

ロール状になっているビニールシートのロールひと巻きは50Mで約24Kg!

防水用のシリコンシーラントでビニールシートを接着しながら進めていきます。

屋上コンクリート面に小石があると穴が開いてしまうので小さな小石を取り除きながらビニールシートを張り進めました。

シリコンシーラントはコーキングガンに入れて打つのですが、グリップを握り続けないとシリコンが出ないので、作業を続けていると握力がどんどん無くなっていきましたが、若いスタッフ中心にシリコンシーラントを打ちビニールシートを接着して行きました。

お昼休憩をはさみ夕方前には作業完了!水を入れ始めました。

f:id:littletern:20210418144312j:plain

下水処理水投入開始!

f:id:littletern:20210423030310j:plain

風が強いのでビニールシートが波打たないようにブロックで押さえています

数年前、池でお腹を濡らすコアジサシを見ました。

卵の温度が上がり過ぎないように、親はお腹を濡らして気化熱で卵を冷やしていました。

巣の近くに水場があれば、親鳥が巣から離れている時間が短くなり、カラスなど捕食者が狙う隙を最小限に出来ます。

 今年こそはコアジサシの繁殖が上手くいくことを願っています。

 

f:id:littletern:20210122120545j:plain

改修前の草ぼうぼうの水場、これでは水があっても使いませんでした

f:id:littletern:20210418143843j:plain

改修作業後の水場!草も無くスッキリ広々!きっとコアジサシも気に入ってくれるはず

 

保護整備部会リーダー

 

 

愛媛へ向けて営巣調査講習会(オンライン)

日本野鳥の会愛媛さんからの依頼で、コアジサシ営巣調査についてのレクチャーを行いました。

愛媛でも人工営巣地を整備していて、いろいろ情報交換をしていました。そしていよいよコアジサシを誘致し、営巣調査もしたいということで、お話をいただきました。

当初は現地に行って実習も含めて行う予定でしたが、コロナの影響でオンライン開催となりました。

f:id:littletern:20210418203653j:plain

Zoomを使用しました。

 

コアジサシの保護、保全、誘致に関心のある方は全国におり、野鳥の会愛媛さんのご好意で、日本野鳥の会愛知県支部東京港野鳥公園レンジャー、岡山で保護活動している人、いろんな人の参加となりました。

f:id:littletern:20210418203656j:plain

全国各地からの参加者(許可を得て掲載)。

せっかくなので、初めての方もいますし、調査の話の前に、森ヶ崎の人工営巣地のこれまでの取り組みを簡単にご紹介しました。

最後は、まだ我々の知らない地域でコアジサシ保全に悩んでいる方がたくさんいるのでは?という話題になりました。コロナの影響でオンラインでの会議やイベントが日常になってきた今、今回のように遠方の方にもリトルター・プロジェクトの取り組みをご紹介できたり、同じ悩みの人同士が集まって相談することが、割と簡単にできるようになりました。

もしかしたら、定期的にこういう集まりが開催されるかも!?

全国のコアジサシの動向がリアルタイムでわかったりすると面白いですね。

 

調査リーダー

東京湾内のコアジサシ最新情報!

11日(日)に森ヶ崎屋上営巣地で5羽のコアジサシを初認しましたが、

昨日の16日(土)には、千葉市の検見川浜で9羽のコアジサシが初認されました。

東京湾内にコアジサシ達が帰って来たのだなぁーと感嘆していると、

そこに普段、谷津干潟三番瀬でシギチドリ類を観察されていらっしゃる鳥と蛙さまよりスペシャルなお知らせが届きました。

本日、17日(土)の船橋三番瀬海浜公園の干潟でコアジサシ70羽+のコアジサシが確認されました!!

本日の撮れたて画像を鳥と蛙さまよりお送りいただき、掲載許可を得ましたので、公開いたします。鳥と蛙さま、貴重なお写真ありがとうございました。

f:id:littletern:20210417214802j:plain

三番瀬干潟に降りたコアジサシの群れ  Photo by bird and frog

f:id:littletern:20210417214934j:plain

ミヤコドリとコアジサシ Photo by bird and frog

f:id:littletern:20210417214850j:plain

干潟で水浴び Photo by bird and frog

f:id:littletern:20210417214436j:plain

ハマシギミユビシギコアジサシ Photo by bird and frog

f:id:littletern:20210417222706j:plain

早くもやる気満々か? Photo by bird and frog

今年のシーズンがどうなって行くのか本当にたのしみですね!

東京湾内のコアジサシからますます目が離せなくなりました。

今後の森ヶ崎屋上営巣地、千葉市検見川浜、葛西海浜公園西なぎさのコアジサシ保護区にご注目ください!

髭面燕鴎

コアジサシが渡って来る前の準備・・・をしていたら!


みなさま

 

コアジサシが渡って来る前の準備で先日は整備作業を行いました。

有難う御座いました。

 

コアジサシに営巣地として選んで貰える様に毎年デコイを置いています。

今回は屋上の砂利の中へ埋め込む台座と足の部分の防腐・防菌・防藻・撥水効果のある塗料のウッドステイン塗布作業を行いました。

f:id:littletern:20210404151459j:plain

一日目は曇りで終了寸前で雨が降ってしまいました

f:id:littletern:20210411111032j:plain

二日目は晴れ、作業が捗りました!

 

デコイにウッドステインを塗って、他の作業をしていたら・・・・・・

 

聞きなれた鳴き声が!

コアジサシ初認しました!!

下段営巣地上空から羽田空港方面に飛ぶコアジサシ5羽を2名で確認

証拠写真撮れずスミマセン)

 

シーズン到来です。

 

百貫鰺刺

森ヶ崎水再生センター屋上営巣地整備作業を行いました。

みなさま

 

コアジサシが営巣する環境を整える為、3月27日、28日に屋上営巣地整備作業を行いました。

 

作業の前には参加者の方に検温と体調チェックリストに記入していただき、ソーシャルディスタンスを保って作業を行いました。

 

昨年度は小規模な整備作業だけとなり、営巣地内の草が多く生えていてコアジサシが営巣するには心配な状況でした。

今年は営巣地内の草は予定通り抜く事ができてコアジサシが渡ってくるのを待つばかりです。

作業に参加して頂いた皆さま有難う御座いました。

28日は雨が予想より早めに降ってきてしまったのでお昼前には作業を終了しました。

f:id:littletern:20210327101137j:plain

ソーシャルディスタンスを保って作業して頂きました。

f:id:littletern:20210327133242j:plain

池回りの草が凄く生えていて苦労しました。

f:id:littletern:20210401154400j:plain

雨の為、整備作業途中で撤収しましたが、後日池の修復下準備が完了しました。

保護整備部会