NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある都下水道局森ヶ崎水再生センター施設屋上に、東京都、大田区、NPO法人リトルターン・プロジェクトの3者協同で整備している人工営巣地でコアジサシ保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。記事上の画像、図式などの無断使用をお断りします。

9月17日(土)の森ヶ崎屋上営巣地

皆さま
台風一過でしたが晴れたのは束の間
夜半からはまた雨ふりのようで
明日も強く降りそうです
こんなに日の差さない9月も初めてではないでしょうか?
貴重な晴れ間だった先週の17日(土)の様子などを




屋上営巣地にはムナグロ6羽と
ちらっと見た時にはメダイチドリだと思っていましたが
写真をよくよく見ると足が黄色くお腹が白いので
オオメダイチドリ!がなんと2羽も入っていました!!
オオメダイチドリは屋上営巣地初記録です!



水場は満々と水を湛え
ハイイロゲンゴロウやマツモムシやヤゴなど
多くの水棲昆虫の住処になっていました
なんとマツモムシはおそらく1,000匹を超える数で繁殖中です



池に生えた草のあちらこちらにヤゴの抜け殻が付いていました
何トンボかはわかりませんが今年も羽化しています




アカトンボやシオカラトンボ、アオモンイトトンボ、ギンヤンマも産卵していました
今年は雨が多いので水場から目が離せませんね
この日森ヶ崎屋上営巣地で確認した鳥は
他にノスリチョウゲンボウハシブトガラス、ヒバリ、スズメ、ハクセキレイ
ノスリは初記録、ハシブトガラスに追われて上空を通過しました
コアジサシが居なくなってもチョウゲンボウはヒバリや昆虫を狙っているのかもしれません
チョウゲンボウにとって屋上営巣地は重要な狩場になっているようです
今後も少なくとも月に1回くらいは屋上営巣地の様子を見ていくつもりです
次回報告をお楽しみにお待ちください
髭面燕鷗