本日、森ヶ崎屋上営巣地でコアジサシ成鳥1羽と幼鳥1羽を確認しました。
どうやら誰にも見つからずにひっそりと子育てをしていたようですね。
うれしい発見でした。
昨日谷津干潟でコアジサシが確認されましたが、東京湾内にまだ少しコアジサシが残っているようです。今日の幼鳥も最後のグループに仲間入りして、無事に旅立つと思っています。
調査研究部会
日差しは暑くても空を見上げれば秋の雲が広がり
干潟を吹く風にも秋を感じます。
台風一過の17日(土)には800羽ほどのコアジサシの群れを確認していましたが、
昨日の18日(日)、大きな群れを見ることはなく10羽ほどの群れが別れを告げるようにキリ・キリと鳴きながら三番瀬の沖合を飛び去りそのまま抜けたようでした。
夏の風物詩、船橋三番瀬海浜公園の干潟のコアジサシの集結も昨日で終わりを告げたようです。
今後は少数の群れがやって来て、先発隊を追いかけてすぐ旅立って行きいつしかコアジサシの姿を見ることが出来なくなるのではないでしょうか。
コアジサシの夏が終わります。
昨日はコアジサシに別れを告げた特別な日になりました。
また来年元気に帰って来るんだよ!
髭面燕鴎
厳しい残暑が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
先週末の11日(日)残暑厳しい三番瀬の干潟でコアジサシを見て来ました。
朝一はシギチも含めて鳥が少な目で、干潟にいたのはウミネコばかり
沖合の牡蠣礁にミヤコドリとカワウ、残念ながらコアジサシの姿はありませんでした。
台風が来ているのにもう旅立ってしまったのかなぁと見ていると
どこからともなく声が聴こえて来て、遠くの海上を双眼鏡で覗いたらやっと姿を確認出来ました。
しばらく見ているとどこからともなくいつの間にか数が増え干潟の上を群れ飛びました。
潮干狩り場のアカエイ除けのネットに止まったり
大きく2~3つの群れに分かれて干潟の上を行ったり来たりしていました。
渡りが近いからかゆっくりと干潟に降りることは少なかったように思いました。
人から離れた沖の牡蠣礁にも時々降りていました。
この日は三番瀬干潟全体で約500羽のコアジサシを見ることが出来ました。
台風が接近しているので、三番瀬の渡り前の集結はまだしばらく続くと思っています。
写真は撮れませんでしたが、幼鳥の姿も確認しています。
髭面燕鴎
みなさま
明日10日の調査は実施します。
遅刻、欠席等なにかありましたら
tyousa@littletern.net
までお願いします。
調査研究部会
1.000羽を超えるコアジサシが集まっているのですが、その中から青いフラッグ付きのコアジサシが居るのを見つけてくださった方がいらっしゃいます。
いつも谷津干潟や三番瀬で鳥を見ていらっしゃる S.I さんです。撮影されたお写真をご提供いただきましたので、ブログにてお知らせいたします。
今年もリトルターン・プロジェクトでは、日本鳥類保護連盟、水鳥研究会と協同でコアジサシの渡りルートの解明のためにコアジサシにGPSを付けています。GPSを付けた目印に青いフラッグを左足に、右足には環境省のメタルリングを付けています。
森ヶ崎屋上営巣地でGPSを付けた個体が渡りの前に三番瀬に集まり偶然目撃されました。どこをどうしているのか気になるところですからうれしい観察報告でした。
A.Iさんありがとうございました。
写真をアップにするとよりはっきりと分かります。
背中のGPSとGPSから伸びたアンテナがご覧いただけると思います。
もう1枚
左足の青いフラッグ、右足のメタルリング、翼の間にアンテナが見えると思います。
GPSは、これから越冬地までの旅を記録して、大田区の昭和島にある森ヶ崎水再生センター屋上営巣地で繁殖をした個体がどこで越冬したのかが、データを回収することによって分かります。
今大きく数を減らして絶滅が心配されているコアジサシの越冬地と中継地が分かる貴重なデータを記録してくれるGPSなのです。それらの貴重なデータを得るためには、来年再び日本に帰って来たフラッグ付きのコアジサシの目撃情報が重要になります。
来シーズンぜひフラッグに注目してコアジサシを見てください。そして、もしフラッグ付きを見つけたらぜひお知らせください。よろしくお願いいたします。
日本鳥類保護連盟のホームページの中に詳しく載っています。よろしければそちらもご覧ください。