NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある都下水道局森ヶ崎水再生センター施設屋上に、東京都、大田区、NPO法人リトルターン・プロジェクトの3者協同で整備している人工営巣地でコアジサシ保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。記事上の画像、図式などの無断使用をお断りします。

今年の検見川浜コアジサシ保護区振り返り 

今年の検見川浜コアジサシ保護区振り返り

検見川浜コアジサシ保護区 検見川浜突堤側から幕張方向全景パノラマ写真

 今年も千葉市環境保全課さまとM輪さんとボランティアの皆さまと保護区内除草作業、保護柵設置作業を行い、千葉市の検見川浜にコアジサシ保護区を設定しました。

 千葉市コアジサシ営巣地整備予算がついたので、トラクターで保護区内の耕転作業を行いました。草のない部分を広く造ることが出来ました。

 裸地部分が広くなり、多くのコアジサシが飛来するものと期待していましたが、残念ながらコアジサシの飛来数が少なく最大でも15羽ほどの小規模な群れが飛来しただけでした。シーズン中に複数回保護区内に降りて巣穴掘り行動などをしていた。と情報を得ていましたが、自分は降りている姿を目撃することが出来ませんでした。

 今年は飛来は認められたものの残念ながら営巣には至りませんでした。

 コチドリ、シロチドリについては保護区内での営巣が確認出来ました。シロチドリはヒナが産まれました。残念ながらコチドリ、シロチドリともに捕食されてしまい巣立ちを確認することは出来ませんでした。

 今年は残念な結果に終わってしまいましたが、来年度も千葉市で予算獲得予定とのことで、引き続き大規模な営巣地整備作業が行わる予定です。広く草のない砂地が造られますので、多くのコアジサシの飛来を期待したいと思っています。

 また、今年度ビーチバレーコート側にネットが設置され、風での飛散が無かったので、来年度は野良猫の侵入防止にネットを張れればよいなと考えています。

 コアジサシが居なくなった8月30日に保護柵と看板等を撤去して、今年の検見川浜コアジサシ保護区の夏が終わりました。

 また、来年ですね!

どんな夏になるか楽しみにしています。

NPO法人リトルターン・プロジェクト 千葉県支部