NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある都下水道局森ヶ崎水再生センター施設屋上に、東京都、大田区、NPO法人リトルターン・プロジェクトの3者協同で整備している人工営巣地でコアジサシ保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。記事上の画像、図式などの無断使用をお断りします。

8月14日 <祝> 幼鳥3羽の初飛翔を確認!

8/14に広報撮影のため、営巣地を訪れました。前週の8/7に営巣調査だったので、ちょうど1週間ぶりにLTP関係者が訪れたことになります。この数日の間に初めて飛べるようになり、8/14にはしっかりと飛翔できる幼鳥3羽が確認されました。待ちに待ったコアジサシ幼鳥たちのデビューです。

コアジサシの成鳥およそ14羽、まだ飛べない大〜小のヒナ4羽が見られました。外敵としては隣接するビルにチョウゲンボウ2羽、上空にトビ1羽とハシボソガラス3羽でしたが、特に被害はありませんでした。また、秋の渡りの途中のムナグロ4羽、メダイチドリ3羽、トウネン1羽も観察されました。

 

幼鳥が力強く羽ばたいています。飛べることが嬉しそうです。

 

餌を咥えた親鳥を追って、飛翔の訓練中です。

 

飛ぶのに疲れたら着地して休息します。

 

水場は涼しくて休息には最適です。

 

飛べるようになってもまだ漁はできないので、親鳥から小魚をもらいます。この親鳥の右脚には標識リングが付いていて、いつ何処で付けられたものか気になります。

 

カラス類やチョウゲンボウなどの外敵が襲来すると、パイプ型シェルターの中に隠れます。

 

孵化後10日程度の中サイズのヒナです。手前にはトウネンの姿も。(ボケて不明瞭ですが。)

 

小型シギのトウネン(シベリアで繁殖)が、水場へ飛来しました。

 

孵化して間もないヒナと親鳥。最も遅く生まれたヒナですが、無事に育って欲しいものです。

 

親鳥が与える魚は小さなヒナにはやや大き過ぎでしたが、何とか呑み込めました。

 

<こあじ写師>