NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある下水処理施設「東京都下水道局森ヶ崎水再生センター」東施設の建物屋上に、東京都下水道局と大田区とNPO法人リトルターン・プロジェクトの3者で協同で整備している人工の営巣地でコアジサシの保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。

検見川浜コアジサシ保護区 今年度結果報告など

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検見川浜コアジサシ保護区のコアジサシ親子

今年度検見川浜コアジサシ保護区 結果報告

コアジサシ成鳥数 350羽(同時確認最大数)

コアジサシ総営巣数 399巣

コアジサシヒナ 1日での最大確認数 100羽

コアジサシ幼鳥 22羽 最大で約30羽の幼鳥が巣立ったと思われる

総営巣数に対して巣立ち幼鳥が少ないのは

放棄された巣があったこと

6月半ば頃から猫の侵入があり捕食されたこと

(巣立った幼鳥は初期に孵ったヒナが育ったもの)

猫の侵入が確認されてからはヒナ数は増えず大きなヒナも少なくなりました。

いやがらす煌きが2年目の設置にして途中から効果が無くなり、近くで繁殖していたハシボソガラスが侵入し捕食されたことなどによる

6月半ばまで順調に推移していたので、今年は何羽の幼鳥が検見川浜から巣立つだろうと期待したが、しりすぼみの結果になってしまいました。

それでも、少なくとも22羽の巣立ちが見られたことは良かったと思っています。

東京湾最奥の人工海浜に多くのコアジサシが集まり、東京湾内最大規模のコロニーとなったために、他のアジサシ類がひきつけられ検見川浜にやって来ました。

なかでも一番見たかったのは キョクアジサシ

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キョクアジサシ Photo by Michiaki Ujihara

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キョクアジサシ Photo by Michiaki Ujihara

氏原さまよりお写真をご提供いただいたので特別に公開いたします。

氏原さま ありがとうございました。

この他にもベニアジサシ、クロアジサシなどが確認されました。

また、多くのコアジサシが集まった為、足環付き個体が多くみつかり、その番号から森ヶ崎放鳥個体など東京湾内でヒナに足環をつけ放鳥された個体が確認されたこともうれしい出来事でした。(足環番号読み取りにご尽力されたS.Iさまに感謝いたします。)

なかでもオーストラリアで放鳥されたオレンジフラッグ個体が確認されたことも驚きでした。

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求愛給餌を受け入れたオレンジフラッグ個体 Photo by Chisato Yonemochi 

米持さま お写真のご提供ありがとうございました。

今シーズンの検見川浜はいろいろとトピックもありましたが、花火のようなシーズンになりました。

さて、来年はどんなシーズンになりますか?

また改めてご報告させていただきます。

よろしければこちらの記事もご覧ください。

littletern.hatenablog.com

 

以上

検見川浜コアジサシ保護区結果報告でした。

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