皆さま
2016年が暮れようとしています。
今年1年お世話になりましたすべての皆さまに御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
京和橋から森ヶ崎水再生センター屋上営巣地を望む
2016年最後の夕陽
頭の上にはユリカモメが気持ちよさそうに舞っていました。
今年1年を振り返り
リトルターン・プロジェクトの活動をまとめてみました。
リトルターン・プロジェクト活動記録2016
・1月26日(火)2016年度理事会
大田区立エセナ大田第2学習室に於いて開催
総会議案の確認、決定
2015年度事業報告(案)、決算報告(案)、2016年度事業予定(案)、予算(案)、が諮られ理事会決定し総会議案決定
・2月7日(日)「バードカービング教室:コアジサシの模型づくり」かしわ環境ステーション主催
リトルターンの活動、コアジサシについてのお話、活動協力依頼
・2月25日(木)2016年度通常総会
大田区立消費者生活センター 2階第3集会室に於いて開催
2015年度事業報告、決算報告、監査報告
2016年度事業予定、予算、理事改選について諮られ承認可決
・3月2日(月)こあじ冊子vol.29発送
・3月12日(土)環境フォーラム2016こんなまちに暮らしたい出展
NPO法人大田花とみどりのまちづくり、大田区共催
大田区民ホールアプリコ地下展示室に於いて
壁面展示部門、「ワークタイム」、ステージ発表
・3月20日(日)森ヶ崎屋上営巣地 スタッフ整備作業
*コチドリ2羽初認
・3月26日(土)、27日(日)森ヶ崎屋上営巣地 春の整備作業
ボランティア98名、 東京レンジャース12名、大田区環境計画課2名、スタッフ24名、2日間で延136名参加
通路排水口周り及び営巣地内清掃、下段営巣地草むしり及び草刈り、レンガシェルター増設、下段貝殻まきなど
・4月1日(金)「NPO法人リトルターン・プロジェクト活動の記録 こあじ冊子No.1〜No.28」発行
2004年5月12日発行のこあじ冊子創刊号から2015年11月1日発行の28号までを纏めた冊子を一般財団法人セブンイレブン記念財団の助成金を利用して128部発行
正会員及び東京都下水道局、大田区関係者と野鳥関係者などに謹呈
・4月17日(日)森ヶ崎屋上営巣地 スタッフ整備作業
4月24日実施予定の貝殻撒きの下準備作業として、上段部砂利山の敷き均し作業
4月29日に設置予定のデコイの足と台座部分に木材用ステイン塗装作業
*木材用ステイン塗装作業により今年は壊れたデコイが少なめでした。
*コアジサシ70羽で初認、雨風の強くなった午後に10羽前後営巣地に初着地
昨年は4月19日に8羽で初認、例年4月29日だったが近年早期化している。
・4月21日(木)スタッフ会議開催
大田区エセナ大田にて開催
春の整備作業報告、今後の整備作業予定、調査、観察会、春のイベントなどについて話し合われました。
・4月22日(金)三者会議
蒲田HK202C会議室に於いて、19時より開催
大田区、東京都下水道局森ヶ崎水再生センターとリトルターンの3者間での協力関係を再確認
・4月23日(土)森ヶ崎水再生センター屋上営巣地初卵確認
コチドリ2卵での営巣確認
コアジサシは50羽ほど営巣地に降り、巣穴掘り求愛給餌など確認
・4月24日(日)森ヶ崎屋上営巣地 鹿島建設様、五洋建設様のCSR活動を利用して貝殻まき作業
森ヶ崎水再生センター屋上営巣地貝殻プロジェクト2016
富津市水産加工業協同組合提供のバカガイ貝殻約1,000袋
大型トラック2台(五洋建設提供)で富津より森ヶ崎まで運搬し、軽トラック3台(鹿島建設提供)を利用して屋上に荷揚げ、リヤカー、一輪車で上段砂利部空港側の貝殻を撒いていない区画内に10袋づつ小運搬し、人力にて貝殻撒き作業、約800袋散布
*残200袋は来年の整備作業で上段部貝殻が薄い部分に散布予定
・4月29日(水)リトルターンのデコイ記念日
コアジサシデコイ設置作業
森ヶ崎屋上営巣地にデコイを597体設置
スピーカー設置、コアジサシ誘致音声再生、デコイ供養
*コアジサシの営巣が確認されたため設置規模を縮小し空港側のスピーカー周り6区画に設置
*第1回プレ調査実施、コアジサシ300羽、17巣確認うち4巣は2卵、4月中の営巣確認は初!
・4月29日(水)から8月13日(土)まで
大森海苔のふるさと館3階休憩コーナーに森ヶ崎屋上営巣地ジオラマ展示
リトルターン・プロジェクトの活動紹介パネル展示、リーフレット、こあじ冊子配布、森ヶ崎屋上営巣地情報シート展示
*リトルターン・プロジェクト活動紹介コーナーは年間を通して展示及びリーフレット等配布中
・5月1日(土)
葛西臨海公園鳥類園、葛西海浜公園西なぎさ「コアジサシの子育て環境を作ろう」協力
葛西海浜公園西なぎさに於いてコアジサシ保護区内草むしり作業指導及び手伝い
・5月3日(火)、5月14日(土)
谷津干潟自然観察センター 季節のあーと「ぱたぱたコアジサシ」協力
5月中の土日祝に開かれている季節のあーとというコーナーで「ぱたぱたコアジサシ」工作
子供たちにコアジサシの話と工作指導
・5月4日(水)、5日(木)葛西バードウォッチングフェスティバル2016春「シギ・チドリ祭り」出展
葛西臨海公園鳥類園ウォッチングセンターにて開催
ポスター展示、グッズ販売、森ヶ崎屋上営巣状況動画放映、ぱたぱたコアジ工作コーナー、リーフレット、こあじ冊子配布、粘土デコイの色塗り体験協力
「コアジサシ講演会」開催、鳥類園ウォッチングセンター1階レクチャールームに於いて
コアジサシ、リトルターン・プロジェクトについての講演会
・5月7日(土)森ヶ崎屋上営巣地 第2回プレ調査
コアジサシ成鳥700羽、326巣確認
・5月15日(日)森ケ崎屋上営巣地 第1回営巣調査講習会、22名参加
ウズラの卵を模擬卵に実戦さながらの講習会を午前中に実施
コアジサシ1,200羽、702巣確認
・5月15日(日)〜7月30日(土)森ヶ崎水再生センター屋上営巣地調査 第1回〜第12回
土日交互に毎週12回実施、延243名参加
*営巣調査はプレ調査と合わせると14回実施
*5月21日、6羽の初ヒナ確認、コアジサシ最大成鳥数1,500羽、最大営巣数800巣確認、
*7月30日コアジサシ終認(午前中に成鳥2羽、幼鳥1羽確認昼前にすべて旅立ち)
・5月21日(土)森ケ崎屋上営巣地 第2回営巣調査講習会、28名参加
ウズラの卵を模擬卵に実戦さながらの講習会
*NPO法人バードリサーチのイベント「ID-BIRD try」と合同で実施
*講習会2日間で延50名参加(昨年比6名減)
・5月22日(日)第4回東京港野鳥公園フェスティバル出展
ポスター展示、グッズ販売、森ヶ崎屋上営巣状況動画放映、ぱたぱたコアジサシ工作コーナー、リーフレット、こあじ冊子配布
主催者発表来園者数 1,901人
・5月29日(日)、6月4日(土)、25日(土)、26日(日)
渡りルート調査
公益財団法人日本鳥類保護連盟、水鳥研究会と協同でコアジサシの渡りルートの研究
スタッフ及び協同研究者延24名参加
・5月29日(日)イッツ・コミュニケーションズ(株)取材
・5月31日(火)こあじ冊子vol.30発送
・6月4日(土) イッツ・コミュニケーションズ(株)取材、共同通信社 取材(7/25 加盟社に配信)
*8月4日(木)信濃毎日新聞夕刊、8月5日(金)秋田さきがけ新聞、8月17日(水)東興日報、8月22日(月)佐賀新聞に掲載
・6月12日(日)イッツ・コミュニケーションズ(株)取材、
*6月29日(水)7:00〜、19:00〜、22:00〜
「地モトTV おかえり!TOKYO」、「地モトTV おかえり!KANAGAWA」で放送
・6月16日(木)スタッフ会議
エセナ大田和室に於いて19時から開催
イベント参加結果等活動報告、今年の営巣調査中間報告、セブンイレブン記念財団助成金、月末の観察会、年末の報告会企画等について話し合われた
・6月19日(日)近隣営巣地視察会
千葉県九十九里浜に於いてコアジサシ観察会
・6月25日(土)第1回森ヶ崎屋上営巣地コアジサシ観察会及び交流会
参加者78名、東京都下水道局4名、大田区環境計画課1名、スタッフ11名、 計94名参加
屋上営巣地では抱卵する様子、数は少なかったが生れたてのヒナから幼鳥までを観察、観察中にもハヤブサ、ハシブトガラスの侵入があり捕食シーンも観察
干潟の観察ではダイビングして餌取りする様子や小魚をくわえて屋上に運ぶ様子などを観察
交流会では、下水道と森ヶ崎水再生センターについてのレクチャー、今年の営巣状況報告、熱心な質疑応答がありました。
・6月25日(土) 朝日新聞取材
*7/4 朝日新聞デジタルにて360°動画配信
・7月2日(土)野鳥の会東京向けコアジサシ観察会
日本野鳥の会東京との共催
参加者34名、野鳥の会東京3名、スタッフ4名、計41名参加
・7月3日(日)第2回森ヶ崎屋上営巣地観察会
参加者63名、スタッフ9名、計72名参加
屋上営巣地、森ヶ崎の鼻干潟でのコアジサシの様子を観察
・7月5日(火)大田区環境マイスター養成講座協力
・7月8日(金)大森第一中学校森ヶ崎屋上営巣地観察会
1年生108名、校長先生をはじめ引率の先生方8名、計120名参加
7月20日(水)森ヶ崎水再生センター「ほたるの夕べ」出展
LTP活動紹介、ぱたぱたコアジサシの工作コーナー
・7月26日(火)夏やすみわくわくスクール
大森第1小学校 参加費300円でコアジサシのヒナのぬいぐるみ作り
小学生27名参加
・8月20日(土)森ヶ崎水再生センター屋上営巣地視察
韓国環境生態技術研究所から視察団
・8月26日(水)スタッフ会議
蒲田生活センター第2集会室に於いて開催
今シーズンの営巣結果報告、イベント参加報告、秋のイベント及び12月の報告会、コアジ冊子等々について話し合われました。
・9月4日(日)デコイ回収作業など
いやがらす連の撤収片付け及びデコイ回収作業
・9月10日(土)自然保護講習会「コアジサシ」聴講
千葉県立中央博物館講堂に於いて千葉市の自然保護講習会
千葉市におけるコアジサシについての講演3題
・9月16日(金)〜19日(月)
日本鳥学会2016年度大会 北海道大学 札幌キャンパスに於いて開催
関東周辺のコアジサシの増減について発表
*他にもコアジサシについての発表あり
・9月17日(土)デコイ回収作業
調査参加者、賛助会員、スタッフ、計8名参加
デコイ回収清掃作業及び壊れたものの分別
*乾燥時間を利用していやがらす支柱の撤収片付け
*要補修デコイはかしわ環境ステーションへ送付
・10月19日(水)スタッフ会議
エセナ大田第1学習室に於いて19時から開催
デコイ回収、学会などの報告及び今後のイベント、報告会、忘年会などについて話し合われました。
・10月23日(日)第6回いつつのわふれあい祭り
大森東地区自治会連合主催
ポスター他展示、物品販売、ぱたぱたコアジサシ工作
・10月25日(火)こあじ冊子vol.31発送
秋のイベントに向けて2,000部発行
・10月26日(水)報告会会場下見
大田区民ホールアプリコ地下展示室下見及び打ち合わせ
・11月5日(土)、6日(日)ジャパンバードフェスティバル
千葉県我孫子市生涯学習センターアビスタ2階ギャラリーエトセトラに於いて
内山春雄先生、かしわ環境ステーションとの協働で「バードカービングによる社会貢献」に出展
コアジサシの保護活動コーナーの展示
コアジサシ及び活動紹介、リーフレット、こあじ冊子等配布、パネル、剥製・骨格標本、デコイ他展示、コアジサシ生態動画放映、コアジサシの重さ体験、グッズ頒布
*山階鳥類研究所第26回鳥学講座「コアジサシ保全活動の現場から」
講師:リトルターン・プロジェクト代表 北村亘
*今回のJBFはサブテーマがコアジサシ、会場内のあちらこちらでコアジサシ関連展示
・11月13日(日)コアジサシのデコイ制作会「デコイを作ってコアジサシを守ろう!」
葛西臨海公園鳥類園ウォッチングセンター1階レクチャールームに於いて開催
講師、日本バードカービング協会会長内山春雄先生
参加者13名、スタッフ4名、計17名参加
作られたデコイは来年森ヶ崎屋上にデビュー予定
・11月14日(月)今年度成果報告 大田区環境計画課
今年度の森ヶ崎屋上営巣地での整備作業他活動及び営巣成果、研究成果他報告
・11月20日(日)東京港野鳥公園第5回里地里山フェスティバル
LTP活動紹介、ポスター他展示、記念誌他販売、リーフレット、こあじ冊子他配布、コアジサシの重さを体験しよう、今年の屋上営巣地コアジサシ営巣状況動画放映、ぱたぱたコアジサシ工作(およそ250組制作)
*主催者発表来園者数 1,783人
・11月28日(月)今年度成果報告 東京都下水道局森ヶ崎水再生センター
今年度の森ヶ崎屋上営巣地での整備作業他活動及び営巣成果、研究成果他報告
・12月3日(土)リトルターン・プロジェクト2016年度営巣成果報告会『コアジサシ報告会&パネルディスカッション〜絶滅危惧種 コアジサシから見えてくるもの〜』
大田区区民ホールアプリコ地下展示室にて開催
スタッフ17名、大田区環境計画課3名、東京都下水道局森ヶ崎水再生センター1名、一般参加者29名、計50名
保護整備部会発表「今年度リトルターン・プロジェクト活動報告について」
調査研究部会発表「営巣成果、研究成果、報道発表他について」
質疑応答など
パネルディスカッション〜絶滅危惧種 コアジサシから見えてくるもの〜
コーディネーター生姜塚理恵、パネラー金井裕、北村亘、早川雅晴、大塚豊、松村雅行、奴賀俊光
忘年会、蒲田 香港厨房にて開催
以上
今年ご協力いただきましたすべての皆さまに感謝申し上げます。
迎える新年が皆さまにとって良い年でありますようにお祈り申し上げます。
どうぞ来年もリトルターン・プロジェクトに変わらないご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
それでは皆さま
良いお年をお迎えください。
NPO法人リトルターン・プロジェクト