NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある下水処理施設「東京都下水道局森ヶ崎水再生センター」東施設の建物屋上に、東京都下水道局と大田区とNPO法人リトルターン・プロジェクトの3者で協同で整備している人工の営巣地でコアジサシの保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。

屋上営巣地雑感と早くも来年の話を

皆さま
今日はよいお天気でしたね
谷津干潟コガモを見てきました
コアジサシは夏の渡り鳥ですが
カモたちは冬の渡り鳥です
コガモがその先陣を切って渡ってきています
森ケ崎水再生センター周辺にもじきに渡って来ると思います
果たして屋上営巣地に降りてくれますか?ちょっと楽しみですね!
森ケ崎水再生センター屋上営巣地利用のトップは何といってもコアジサシですが
同じように裸地環境を好むコチドリ、シロチドリも繁殖しています
シロチドリはコアジサシの防衛力を利用しているとも言われています
コアジサシを守るために行っているカラス除け対策がうまくいっているので
カラスの侵入が減り屋上営巣地を繁殖利用している鳥が増えて来ています
ヒバリはもちろんのことハクセキレイイワツバメの営巣も増えて来ています
「いやがらす」導入の思わぬ副産物といったところでしょうか?
今年はそれぞれの鳥の幼鳥を確認しましたので
みんな子育てに成功しています
うれしい成果だと思っています
森ケ崎水再生センターの敷地内では
他にもオナガハシボソガラスシジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリメジロムクドリイソヒヨドリ、スズメが繁殖していると思われます
春と秋は旅鳥のシギチドリ類が休憩場所として屋上営巣地を利用しています
夏のシーズンはコアジサシたちが子育てをするために利用しています
残念ながらこれからの冬に向けて屋上を利用する鳥たちが少なくなってしまいます
保護整備部会では冬も何かしらの鳥類が屋上営巣地を利用してくれないかと考えています
数年前の大雪の時には下段営巣地の草の中にカシラダカの群れが入っていたことがあります
またムナグロが越冬したと思われることもありました
コアジサシの営巣の為には草は無用の長物ですが
冬期に入る鳥には草が必要不可欠なことも分かってきています
そこに実っている種だったりそこに生息する昆虫が大事な食糧にもなっているようです
今年の屋上営巣地整備作業から始めましたが
屋上営巣地の草を全面撤去することは不可能ですので
今後も一部の草地については草地として整備をしていく予定です
春の整備作業で草地の一部の草刈りを行いましたが
夏の間も草丈を低めに維持することができました
その結果草刈り場所内でのヒバリの営巣を複数確認しています
来年の屋上営巣地整備作業は「下段営巣地草対策大作戦」になりそうです
コアジサシの営巣のために徹底的な草むしり作業を
そしてヒバリのために草刈り作業を行う予定で考えています
もちろん外周通路周りの清掃作業も重要な仕事です
そんなこんなで早くも来年のことを考えています



来年の2016年3月26日(土)、27日(日)に予定しています森ケ崎水再生センター屋上営巣地整備作業
ボランティアさん募集チラシの配布を始めています
このチラシはセブンイレブン記念財団助成金を利用して作っています
東京湾内の野鳥関連施設や10月からは大田区内の各所施設で配布予定です
また各所で行われている探鳥会などでも配布しています
会員の皆さまにはこあじ冊子29号に同封予定です
お見かけの際にはぜひお手に取りお持ち帰りください
そして屋上営巣地整備作業をお手伝いいただければと思っています
皆さまのお力をお貸しください
そして3年目のジンクスを吹き飛ばしてください
よろしくお願いいたします
保護整備部会