NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある都下水道局森ヶ崎水再生センター施設屋上に、東京都、大田区、NPO法人リトルターン・プロジェクトの3者協同で整備している人工営巣地でコアジサシ保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。記事上の画像、図式などの無断使用をお断りします。

8月16日森ケ崎水再生センター屋上営巣地最後の子育て

皆さま
残暑が続きますね
しかし空に浮かぶ雲に
吹く風の中に
少しづつ秋を感じられるようになって来ました



青空に夏雲が浮かび気持ちの良い森ケ崎屋上営巣地
屋上に入った時にはコアジサシの声も姿も無く
あ〜終わったと思いましたが
どこからともなく声が聞こえ始め
5羽のコアジサシが飛んでいるのを確認しました
最盛期には2,000羽を数えましたが今は5羽
少し近づいて観察をすると
5羽のうちの1羽は幼鳥でした
親鳥が2羽で小魚をくわえて幼鳥の前を飛んだり後ろから追いかけたりと
飛行の特訓中でした
もうかなり上手に飛んでいるので
2〜3日後には森ケ崎を巣立っていくのだろうなと思いました
飛行訓練が終わって営巣地に降りた幼鳥には
両親からごほうびの小魚が与えられました



写真が小さすぎてごめんなさい
お腹もいっぱいになってまったりと休む幼鳥
しばらく同じ場所にいました



親鳥はどんどん冬の装いになってきています
頭は白くくちばしと足は黒く変身中です
見慣れたコアジサシとは全然違いますよね
越冬中のコアジサシを見に行ったらこんなのが群れているのでしょうね
いつかは行ってみたいと思っています
残りの成鳥2羽も小魚をくわえて営巣地上空を飛んでいたので
ひょっとすると幼鳥一歩手前のヒナがどこかに隠れていたのかも知れません
しかし観察調査中に見つけることはできませんでした
来週の調査日までコアジサシは残っているのでしょうか?
微妙なところです
髭面燕鴎