NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある都下水道局森ヶ崎水再生センター施設屋上に、東京都、大田区、NPO法人リトルターン・プロジェクトの3者協同で整備している人工営巣地でコアジサシ保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。記事上の画像、図式などの無断使用をお断りします。

葛西臨海公園

皆さま
リトルターン・プロジェクトではコアジサシで協力関係にある葛西臨海公園鳥類園様のイベントに協力しています。


4月26日(日)「デコイを作ってコアジサシを守ろう」
葛西臨海公園から葛西渚橋を渡った葛西海浜公園西なぎさで、今年もコアジサシの保護対策が行われます。
西なぎさに設置予定のコアジサシ営巣保護区内にコアジサシを誘致するためのデコイ作りに協力して来ました。



イベントは鳥類園ウォッチングセンター1階レクチャールームで開かれました。



鳥類園スタッフの皆さまのお手伝いをして来ました。
参加ご協力いただきました皆さまにお作りいただきました粘土のデコイ



87体の個性豊かなデコイ達
葛西臨海公園鳥類園春のバードウォッチングフェスティバル「シギ・チドリ祭り」の中で行われる
コアジサシのデコイ作り」鳥類園ウォッチングセンター1階レクチャールームに於いて
5月5日11:00〜15:00予定で色塗り作業が行われます。


5月2日(土)「コアジサシの子育て環境をつくろう」



葛西海浜公園西なぎさでコアジサシの営巣環境を作るイベントが開かれお手伝いして来ました。
コアジサシは草の生えていない裸地環境を繁殖場所として選択することは皆さんご存じのことと思います。
なぜ草の生えていないところを選ぶかというとコアジサシの生態について少し知っておく必要があります。
鳥の巣を思い浮かべると外からは見つけられにくい場所に作られることが多いと思います。
天敵の目を逃れて子育てを成功させようという戦略です。
ところがコアジサシの巣は天敵から丸見えの砂浜や河原です。
天敵から見つけれれるよりも先に天敵の侵入を見つけ仲間と共同で天敵を追い払い子育てを成功させようという戦略をとっています。
卵を抱いていたり、地面にいる時に草が生えていたらどうなるでしょうか?
視界が遮られ天敵の侵入を許してしまい大切な卵やヒナを奪われてしまいそうです。
ですから草の生えていない裸地環境を選んでいると考えられます。
また、卵を抱いていたり、地面にいる時の目線の高さよりも低い草が生えている場所が営巣場所として選ばれることがあります。
こんな場所では生えている草が生まれたヒナの絶好の隠れ場所になっています。
そんなことをお話ししながら



西なぎさのコアジサシ保護区予定地で草むしりをして来ました。
仕上げには西なぎさで拾い集めた貝殻を撒いておきました。
森ヶ崎屋上でも実績のある貝殻
今年こそコアジサシの営巣がうまくいくとよいですね!


明日から葛西臨海公園鳥類園で春のバードウォッチングフェスティバル「シギ・チドリ祭り」が開かれます。
リトルターン・プロジェクトからもブースに出展いたします。
皆さまのお越しをお待ちしています。
詳しくは葛西臨海公園鳥類園様のブログ:http://choruien2.exblog.jp/
をご覧ください。
よろしくお願いいたします。
NPO法人リトルターン・プロジェクト