7月10日に森ヶ崎の鼻干潟で野鳥生息調査を行いました。森ヶ崎営巣地に隣接しているこの干潟にはコアジサシはもちろんのこと、シロチドリやコチドリなども採餌や休息にやって来ます。
最も潮が引いた正午過ぎ頃には干潟の砂州でおよそ70羽のコアジサシが観察されました。その群には今年生まれの幼鳥も9羽ほど混ざっていました。
親鳥が近くで見守る中で、幼鳥は元気に走ったり飛び回ったりしていました。見かけは一人前ですが、餌の大部分はまだ親鳥からもらっていました。
ごく稀に自力で水辺の小動物をついばむこともありました。また、時には親鳥のまねをして空中からのダイビングで魚をねらうこともありましたが、ほとんど失敗していたようでした。自立できるまでにはまだまだ修行をしなくてはなりません。
営巣地の上をを飛ぶ幼鳥。顔つきもだいぶたくましくなってきました。
<こあじ写師>