NPO法人リトルターン・プロジェクト

東京都大田区昭和島にある都下水道局森ヶ崎水再生センター施設屋上に、東京都、大田区、NPO法人リトルターン・プロジェクトの3者協同で整備している人工営巣地でコアジサシ保護活動を行っています。活動の様子などをご覧ください。記事上の画像、図式などの無断使用をお断りします。

今週末の8日(日)はリトルターン・プロジェクト報告会です。

 いよいよ今週末の8日(日)はリトルターン・プロジェクト報告会です。

申込みなど不要の自由参加の無料イベントです。

お時間とご興味がございましたらぜひお出かけください。

スタッフ一同お待ちしております。

 

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報告会の様子

 リトルターン・プロジェクト2019年度報告会
・開催日時
12月8日(日) 14:00~16:30 13:30開場、受付開始
・開催場所
大田区民ホール「アプリコ」地下展示ホール

・式次第

13:30~     開場
14:00~14:15 LTP代表挨拶
       来賓挨拶 森ヶ崎水再生センター所長、大田区環境対策課長
14:15~14:45 2019活動報告及び営巣結果報告
       保護整備部会リーダー、調査研究部会リーダー
(休憩)
15:00~16:30 特別講演(質疑応答含む)
16:30~ 閉会挨拶

 特別講演
・演題
 「アジサシって、何だ? ~ダーウィンでの調査報告も交えて~」

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蟻塚前の上田恵介先生

・演者 上田恵介先生
 上田先生のプロフィールを簡単にご紹介
 立教大学名誉教授。1950年大阪府枚方市に生まれる。府立寝屋川高校卒業後、大阪府立大学農学部で昆虫学を学ぶ。修士まではブチヒゲやナギドクガの個体群生態学を研究、その後、京大農学部昆虫学研究室を経て、1978年に大阪市立大学理学部博士課程に進み、和泉市信太山をフィールドにつがいの絆の存在しないセッカの一夫多妻制を研究した。1984年、大阪市大より理学博士号取得。三重大学教育学部非常勤講師を経て、1989年、立教大学一般教育部に助教授として就職。2000年より理学部教授(2016年3月退職)。埼玉県比企郡鳩山町在住。セッターが1匹いる。日本野鳥の会会長、研究誌『Strix』の編集長。狭い意味での専門は鳥の行動生態学だが、研究のキーワードは進化。ローレンツ以降の古典的動物行動学から進化心理学(人間社会生物学)までを広く研究。擬態や種子散布の進化等、生物同士の共進化にからむ進化生態学も得意分野。最近は感覚生態学も興味の範囲。


主 催: NPO 法人リトルターン・プロジェクト(LTP)
共 催: 大田区
協 力: 東京都 下水道局森ヶ崎水再生センター
     フィールド・アシスタント・ネットワーク

 今年の森ヶ崎水再生センター屋上営巣地で試したチョウゲンボウ対策
「見守る君」の展示、鳥学会発表ポスターなども掲示いたします。
会場のアプリコはJR蒲田駅から歩いて5分くらいの所です。
詳しくは2015年11月の下記ブログ記事をご参照ください。

littletern.hatenablog.com

 

NPO法人リトルターン・プロジェクト

ジャパンバードフェスティバル 2019 in 我孫子 に参加してきました。

 千葉県我孫子市手賀沼湖畔で開かれている日本最大級の鳥のお祭り「ジャパンバードフェスティバル 2019 in 我孫子」に今年も参加してきました。

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手賀沼公園入口には横断幕が

 JR常磐線我孫子駅南口を降りて駅前の道を道なりに真っすぐ15分ほど歩くと手賀沼公園に突き当り、そこにある我孫子市生涯学習センターアビスタ2階第2学習室前ギャラリーエトセトラに、デコイで大変お世話になっている内山春雄先生とデコイ補修をしてくださっているかしわ環境ステーションさまと協同で「バードカービングで社会貢献」 という展示の中で、リトルターン・プロジェクトは「デコイを使ったコアジサシの保護活動」ということで、コアジサシとLTPの活動をご紹介させていただきました。

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リトルターン・プロジェクトの展示の様子

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谷津干潟のSさん手作りのフェルトコアジサシと卵

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コアジサシ幼鳥骨格標本

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コアジサシヒナ剥製

 *骨格標本及び剥製はNPO法人生態教育センター Y.Y氏作製

 リトルターン・プロジェクトでは、森ヶ崎水再生センター屋上営巣地で実際に使っているコアジサシのデコイ、剥製や標本など、活動紹介やコアジサシなどのパネル展示、コアジサシの生態動画放映、頒布などを行ってコアジサシの保護活動をご紹介させていただきました。

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コアジサシのエサについてご説明

 会期中多くの皆さまがお見えになり、コアジサシのことリトルターン・プロジェクトのことをお伝えすることが出来、有意義な2日間でした。

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ぱたぱたコアジサシ工作コーナー

 羽ばたくコアジサシの工作は今回も子供たちに大人気でした。

 昨今の海洋プラスティック汚染問題を考え、プラスティックストローを使った工作なので、その処分方法などについては、親御さんにご説明してご理解いただけるようお願いしていました。

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コアジサシのデコイに色塗りしよう!

 お隣ではかしわ環境ステーション様が、デコイの補修の仕上げ作業で色塗りを行ってくださいました。

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色塗りが終わり完成したデコイ達

 多くの皆さまがデコイの色塗りにご参加くださり、台風で壊れてしまったデコイ達がまた森ヶ崎屋上営巣地で使えるようになりました。
 ご参加いただきました多くの皆さまに厚く御礼申し上げます。

 お世話になりましたすべての皆さまに御礼申し上げます。

誠にありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。

NPO法人リトルターン・プロジェクト

 

リトルターン・プロジェクト2019年度 報告会のお知らせ

例年12月第一土曜日に開催していますリトルターン・プロジェクト報告会

今年は第一日曜日の12月8日(日)開催になりました。

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リトルターン・プロジェクト報告会2017の様子

リトルターン・プロジェクト2019年度報告会

・開催日時

12月8日(日) 14:00~16:30 13:30開場、受付開始

・開催場所

大田区民ホール「アプリコ」地下展示ホール

・式次第  

14:00~14:15 LTP代表挨拶

       来賓挨拶 森ヶ崎水再生センター所長、大田区環境対策課長
14:15~14:45 2019活動報告及び営巣結果報告

       保護整備部会リーダー、調査研究部会リーダー
(休憩)
15:00~16:30 特別講演(質疑応答含む)
16:30~ 閉会挨拶

 

特別講演

・演題

「アジサシって、何だ? ~ダーウィンでの調査報告も交えて~」

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蟻塚前の上田恵介先生

・演者 

上田恵介先生

上田先生のプロフィールを簡単にご紹介

立教大学名誉教授。1950年大阪府枚方市に生まれる。府立寝屋川高校卒業後、大阪府立大学農学部で昆虫学を学ぶ。修士まではブチヒゲやナギドクガの個体群生態学を研究、その後、京大農学部昆虫学研究室を経て、1978年に大阪市立大学理学部博士課程に進み、和泉市信太山をフィールドにつがいの絆の存在しないセッカの一夫多妻制を研究した。1984年、大阪市大より理学博士号取得。三重大学教育学部非常勤講師を経て、1989年、立教大学一般教育部に助教授として就職。2000年より理学部教授(2016年3月退職)。埼玉県比企郡鳩山町在住。セッターが1匹いる。日本野鳥の会会長、研究誌『Strix』の編集長。狭い意味での専門は鳥の行動生態学だが、研究のキーワードは進化。ローレンツ以降の古典的動物行動学から進化心理学(人間社会生物学)までを広く研究。擬態や種子散布の進化等、生物同士の共進化にからむ進化生態学も得意分野。最近は感覚生態学も興味の範囲。

主 催: NPO 法人リトルターン・プロジェクト(LTP)

共 催: 大田区
協 力: 東京都 下水道局森ヶ崎水再生センター

     フィールド・アシスタント・ネットワーク

 

また、今年の森ヶ崎水再生センター屋上営巣地で試したチョウゲンボウ対策

「見守る君」の展示、鳥学会発表ポスターも掲示いたします。

会場のアプリコはJR蒲田駅から歩いて5分くらいの所です。

詳しくは2015年11月の下記ブログ記事を

littletern.hatenablog.com

リンク先からご覧ください。

皆さまのお越しをお待ちしております。

NPO法人リトルターン・プロジェクト

 

 

 

 

11月2日(土)、3日(日) ジャパンバードフェスティバルに今年も出展いたします。

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昨年のリトルターン・プロジェクトブースの様子

 来週末の11月2日(土)、3日(日)の2日間
千葉県我孫子市で毎年開かれている日本最大級の鳥のお祭り「ジャパンバードフェスティバル2019in我孫子」に今年も出展いたします。
 アビスタ会場2階ギャラリーエトセトラスペースにて、内山春雄先生、かしわ環境ステーション様と協同で、「バードカービングによる社会貢献」のなかで、デコイを使ったコアジサシの保護活動で、リトルターン・プロジェクトとコアジサシについての展示を行います。

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昨年のデコイ色塗りの様子

 かしわ環境ステーション様は「コアジサシのデコイに色塗りしよう!」、で、今年の台風15号で壊れてしまったデコイの補修作業で仕上げの色塗りを行ってくださいます。
 色塗りをお手伝いいただくことが、コアジサシ保護活動につながります。

どうぞお手伝いくださいませ。
スタッフ一同皆さまのお越しをお待ちしております。

NPO法人リトルターン・プロジェクト

屋上営巣地のデコイを回収しました

皆様

 

 9月29日(日)に森ヶ崎水再生センター屋上営巣地で、コアジサシのデコイ回収作業を行いました。

曇り予報でしたが、朝から雨模様の中お集まりいただいた皆さまとスタッフで作業を行いました。

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作業開始前に代表挨拶

 まずはリトルターン・プロジェクト代表からごあいさつ

 台風15号の強風でかなり広範囲に散乱していましたが、屋上営巣地デコイ設置区画内と吹き飛ばされたデコイを拾い集めて全て回収しました。

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デコイ設置区画内回収状況

 回収したデコイは今シーズンの汚れを水でキレイに洗って並べて乾燥させました。

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みんなで一列に並んでデコイを水洗い中

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お腹にも日をあててよく乾かしました

 デコイは木で出来ています。

屋上の厳しい環境でひび割れ、雨水が滲み込み、木材腐朽菌が侵入してキノコが生えてしまうデコイもあります。

そんなデコイは内部がスカスカになってしまい、来年度は使えないので今年限りで引退します。平均で5~6年、長いもので7~8年くらい屋上営巣地で頑張ってくれます。

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キノコの生えたデコイ

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デコイを選別中

まだそのまま使えるデコイ、壊れて補修が必要なデコイ、今年限りで引退するデコイに選別しました。

 補修が必要なデコイは、NPO法人かしわ環境ステーション様にジャパンバードフェスティバルのイベントに向けて、脚をつけたり、台座をつけたりなどの補修をして頂いています。

11月2日(土)、3日(日)の2日間
我孫子市で毎年開かれている日本最大級の鳥のお祭り「ジャパンバードフェスティバル2019in我孫子」に今年も出展いたします。
アビスタ会場2階ギャラリーエトセトラスペースにて、内山春雄先生、かしわ環境ステーション様と協同で、「バードカービングによる社会貢献」のなかで、

www.facebook.com

デコイの色塗りイベントを行います。

 台風15号の強風で多くのデコイが壊れてしまいました。かしわ環境ステーション様でデコイを再び使えるように直して下さいました。あとは色を塗って仕上げるだけです。
お時間おありでしたらぜひJBFアビスタ会場

http://www.birdfesta.net/images/map_jbf16map_l.jpg

までお出かけください。

そしてぜひデコイに色を付けてください。よろしくお願いいたします。

 心配だった雨も朝のうちに止み、作業を終えるころには青空が広がりよいお天気になりました。

 ご参加の皆さまのご協力で853羽のデコイを回収しました。

使えなくなったデコイは来年のデコイ設置の日にデコイ塚へ埋納予定です。

 そのほか、水回りの清掃、コアジサシ誘引に使っているスピーカーの清掃と片付けをしました。

 今回の作業をもちまして森ヶ崎水再生センター屋上営巣地での保護整備部会の作業活動はすべて滞りなく終了いたしました。
 作業にご協力いただきましたすべての皆さまに御礼申し上げます。
今後も変わらぬご支援とご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

また来年春の森ヶ崎水再生センター屋上営巣地整備作業でお会いしましょう!


NPO法人リトルターン・プロジェクト

保護整備部会

森ヶ崎屋上営巣地からオーストラリア ニューサウスウェールズ州東バリーナまで

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 2013年6月29日に森ヶ崎水再生センター屋上営巣地で、雛で放鳥したコアジサシが、2019年1月28日と3月29日にオーストラリア、ニューサウスウェールズ州東バリーナで回収されました。山階鳥類研究所から連絡があったとLTP、H先生から報告がありました。

 森ヶ崎屋上営巣地とオーストラリアのバリーナまで直線距離で約7,000km、ジオロケータ調査で島伝いに渡っていることが確認されていますので、往復で約15,000kmを超える旅を毎年続けていることになります。
 24cmの小さな身体のどこにそんな力が秘められているのでしょうか?

渡りの不思議さを感ぜずにはいられません!スゴイ!!

*グーグルマップ上の矢印は島伝いに渡っているというイメージ線です。

デコイ回収

 

みなさま

 

9月29日のデコイ回収ですが、途中雨が降りそうですが実施致します。

雨が降って来たら屋根のある場所で作業します。

 お昼ご飯と飲み物、必要な方は傘などお持ちください。

 

作業の流れ

デコイを回収 → 洗浄 → 乾燥 → 仕分け(来年まで保管)【修理】

よろしくお願いいたします。

 

最近の森ケ崎

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下段営巣地に降りていました


保護整備部